ボクシングを始めようか悩む人に知っておいてほしい4つのこと

ボクシングを始めようか悩む人に知っておいてほしい4つのこと 格闘技

「ボクシングに興味があるけど、始めようか悩むな・・・」

こんな風に悩んでいる人って、実はたくさんいらっしゃいます。

そしてこの悩みを抱いている理由は、ボクシングに対して何かしら不安に思っていることがあるからではないでしょうか。

本記事では、ボクシングを始めるか悩んでいる人に向けて、私の経験を交えて知っておいてほしい4つのことをお話します。

これで悩んでおられる方の不安を解消できたらと思います。

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始めるか悩む人が不安に思いがちなこと

ボクシングを始めようか悩む人に知っておいてほしい4つのこと

ボクシングを始めようか悩んでいる人は、不安に思っていることがあるからなかなか決断できません。

その不安とは具体的に何なのか。

大抵の場合、以下の5つのいずれかに当てはまります。

・ボクシングジムって怖そう
・会員の年齢層が高すぎ(低すぎ)たら嫌だ
・会員の男女比が偏りすぎると行きづらい
・費用が高いときつい
・怪我して痛い思いをしたくない

この点について、順番に説明していきます。

ボクシングジムの雰囲気って?

ボクシングジムに対して、「不良がいるんじゃないか」とか「厳しく指導されたらどうしよう」と思っている人は少なくありません。

自分が身を置く場所が、怖かったりピリピリしていたら嫌ですよね。

しかし、今やそんなボクシングジムは滅多にないです。

ボクシングジムも商売であり、経営をしていくためにはライト層(格闘技未経験の一般の方々)の受け入れと定着が欠かせないからです。

私はこれまでに5箇所のジムを渡り歩いてきましたが、不良がオラついていたり、パワハラのような指導をしているところはありませんでした。

シャワー室や更衣室などの設備がしっかりしていて綺麗ですし、入れ墨やタトゥーが入っている人の入会をお断りしているところもあります。

トレーナーも優しい人ばかりで、質問すれば気軽に答えてくれますし、アドバイスもしてくれます。

会員の年齢層は?

ボクシングジムによりますが、基本的には10〜70代くらいです。

割合として多いのは20〜50代で、大抵は仕事終わりの社会人や主婦が通っていると考えてよいでしょう。
※キッズクラスを設けているところは、子どもも多く通っています。

運動不足解消や健康のためなど、趣味レベルでやっている人がほとんどです。

おしゃべりが好きな人は、ほかの会員さんやトレーナーと談笑していることもあります。

ただ、ボクシングは個人競技なので、誰とも話さずに集中して黙々と練習し帰っていく人が多いです。

面倒くさい人間関係を構築する必要はないので安心してください。

会員の男女比は?

これもボクシングジムによりますが、基本的には男性の割合が多いです。

私の経験からみた所感では、男性7:女性3くらいでしょう。

格闘技という性質上、これは仕方ないのかもしれません。

最近では女性限定のボクシングジムもあるので、男性の目線が気になる人にはそちらがオススメです。

ちなみに指導してくれるトレーナーは男性が圧倒的に多いです。

費用ってどれくらいかかる?

ボクシングを始めるにあたって最低限必要なお金は、ボクシングジムへの入会金と月会費です。

入会金は1,0000円程度、月会費は10,000〜15,000円程度が相場です。

ただし入会時に、月会費を2ヶ月分まとめての支払いを求めてくるところもあるので、30,000〜3,5000円は見込んでおきましょう。

なお、バンテージとボクシンググローブは購入しなくても問題ない(バンテージの代わりに軍手を使ったり、ボクシンググローブはジムで貸し出してもらえたりします)ですが、自分用のものがあった方がモチベーションも上がります。

値段はピンキリですが、メーカーブランドにこだわらなければ合わせて5,000円程度で済むので、購入して損はありません。

怪我をすることってある?

ボクシングで怪我するイメージを持っている人はたくさんいます。

しかしそれは試合やスパーリングなどの対人練習が原因であることがほとんどです。

プロ志望や選手としてやっていくのでなければ、怪我をするような対人練習をさせることはありません。

やるとしてもマスボクシングという、相手にパンチを当てないで行う練習くらいです。

ミット打ちやサンドバッグ打ちは相手からパンチを受けることがないので、練習前のウォーミングアップをしっかりすれば怪我をする危険性はほとんどないと言えるでしょう。

あるとすれば、始めたばかりの頃にありがちなパンチを打ったことによる拳の皮むけか、手首を痛めることです。

それもバンテージを丁寧に巻いて、トレーナーの指導をしっかり受けて練習すれば、防ぐことは可能です。

ボクシングを始めるまでの流れ

ボクシングを始めようか悩む人に知っておいてほしい4つのこと

ボクシングの始め方は非常にシンプルです。

具体的には以下の3点をやればいいだけです。

・ボクシングジムを調べる
・ボクシングジムを見学もしくは体験する
・初めて練習に行く日を決める

以下でより細かく説明していきます。

ボクシングジムを調べる

まずは自分が通うボクシングジムを決めましょう。

失敗しないために重要となるのは、以下の点をボクシングジムのホームページや口コミを見て確認することです。

・通いやすさ(自宅や職場に近い)
・練習形式(どの時間帯でも自由に練習できるフリータイム制、定められた時間のみ練習できるレッスン制など)
・会長やトレーナーはどんな人か(丁寧に指導してくれるか)

交通の便が悪くて通いにくいと億劫になってしまいますし、仕事が忙しい人は時間の決まっているレッスン制だと練習に行けない可能性があります。

小規模な個人経営のボクシングジムだと、会長1人でトレーナーを兼任しており、まともに指導してもらえないことも珍しくありません。

もし余裕があれば、ボクシングジムのある現地まで行って、外から様子を見てみてください。

どれくらい賑わっているか、どんな雰囲気なのか多少なりとも感じ取れます。

ボクシングジムを見学・体験する

気になるボクシングジムを見つけたら、実際にそのジムを見学・体験しにいきます。

基本的には電話かメールで申し込みが可能となっているので、好きな方法で申し込んでください。

見学はジム内を見て回るだけで、体験は練習に参加することになります。

どちらをする際にも、重要なのは「自分がそこに通うイメージを持てるか」です。

少しでも違和感を抱いたり、何となく嫌だなと感じる部分があるのなら、そのボクシングジムは自分に合っていません。

これは理屈ではなく感覚なので説明が難しいですが、その場に行けばおそらく分かります。

見学もしくは体験を通して、入会を迷うようであれば、やめておいた方がいいでしょう。

逆に「ここがいい!」と直感的に思えるのなら、入会してもいいと思います。

初めて行く日を決める

ボクシングジムに入会したら、初練習日を決めます。

入会したはいいものの、知らない人ばかりでやることも分からない状態である最初は、どうしても緊張します。

それで行くのがどんどん億劫になって、そのまま辞めてしまうケースもあります。

事前に行く日を決めておくと、良い意味で覚悟ができるので必ず決めておきましょう。

最初の練習はトレーナーがマンツーマンでついてくれるところもあって、その場合は入会時にトレーナーから「いつ来ますか?」と質問されることもあります。

普段のスケジュールの中で、無理なく確実に行けるという日時を選んでください。

ボクシングのメリット

ボクシングを始めようか悩む人に知っておいてほしい4つのこと

ボクシングを始めようか悩んでいる人の中には、フィットネスジムでトレーニングするか、ほかの格闘技をやろうか考えている人もいるかもしれません。

確かにそれらの選択肢もいいのですが、ボクシングには以下の4つのメリットがあるので、試しにやってみる価値は十分にあります。

・格闘技初心者でも始めやすい
・用意が必要な道具が少ない
・ボクシングジムの
が多い
・ダイエットに向いている

順番に説明していくので、これに魅力を感じられるか確認してもらえればと思います。

格闘技初心者でも始めやすい

ボクシングは数ある格闘技の中で、最も始めやすいスポーツです。

理由は単純で、使う攻撃手段がパンチのみだからです。

例えばキックボクシングは、パンチだけでなくキックがあり、ルールによっては肘や膝も使います。

攻撃手段が多く戦術が多彩なことが醍醐味ですが、練習すべき項目も多くなるので、格闘技初心者は頭が混乱してしまうことが少なくありません。

その点でボクシングはパンチに特化している分、これだけに専念することができます。

パンチのみであるが故の技術の奥深さもあって、やればやるほど面白くなってきます。

用意が必要な道具が少ない

ボクシングはパンチのみという性質上、必要な道具もとても少ないです。

ウェアは動きやすければ何でもいいですし、バンテージとボクシンググローブさえあれば練習ができるので、洗濯や手入れも手間がかかりません。

あとは必要に応じて膝のサポーターなど体の補助アイテムを装着するくらいで、その点で見ても格闘技初心者が始めやすいといえるでしょう。

ボクシングジムが多い

ボクシングジムは全国に数多く存在します。

日本のプロボクサーライセンスを発行しているJBC(一般社団法人日本ボクシングコミッション)に加盟しているボクシングジムだけで300箇所ほどあります。

全国ジム住所録

JBCに加盟していないボクシングジムもあるので、それも含めると相当な数であることが分かりますね。

住んでいる地域にもよりますが、ネットで検索すればほぼ間違いなく、自宅や職場の近くにボクシングジムを発見できます。

だから通いやすいですし、数多くあるからこそ自分に合うジムが必ずあります。

ダイエットに向いている

ボクシングはダイエットの手段として、女性の人気が年々上がっています。

運動量は想像以上に多く、1時間程度の練習で全身汗だくになります。

特にミット打ちはトレーナーがこちらのコンディションを見ながら程よく追い込んでくるので、終わった後はみんな息があがります。

無酸素運動と有酸素運動がバランスよくできるので、ダイエットに最適といえるでしょう。

継続していれば、その効果は必ず現れてきて変化を実感できます。

ボクシングを継続する方法

ボクシングを始めようか悩む人に知っておいてほしい4つのこと

せっかくボクシングを始めたのに、途中で挫折し辞めてしまう人は少なくありません。

仕事の都合や転居などのプライベートな事情で仕方ないこともありますが、そうでない場合に辞めてしまうのは、自分にとって合わないと思う部分や不満があるからです。

辞めずに継続していくために必要なこととしては、主に以下の3つが挙げられます。

・目的や目標を持つ
・無理はしない
・他人と比較しない

これらをおさえて、ぜひボクシングを末永く続けてもらえれば幸いです。

目的や目標を作る

ボクシングに限った話ではありませんが、やるにあたって目的・目標を作ることは大切です。

「なぜ自分はこれをやるのか」という点が明確になっていないと、続かずに辞めてしまう可能性が高くなるからです。

仕事や家事など日常生活の合間に時間を作って練習することになるので、忙しいと面倒くさくなってしまいます。

目的や目標があれば「やってやる!」という向上心を持って頑張れるので、どんな小さなことでもいいから作りましょう。

「◯kg痩せる」とか「週◯回は練習する」というような、具体的な数字があるものにすると分かりやすいのでオススメです。

無理はしない

プロになってチャンピオンになりたいなどであれば話は別ですが、趣味レベルでボクシングをするのであれば、絶対に無理してはいけません。

例えば運動を久しぶりにするのに、つい張り切って練習すると思わぬ怪我に繋がります。

また、早く目的・目標を達成したいと頑張るのは良いことですが、そのモチベーションをずっと維持し続けるのはかなり難しいです。

自分の今ある体力で、余裕を持てるくらいのペースでやることが大切です。

他人と比較しない

ボクシングジム内で仲間やライバルを作るのはとてもいいことです。

ただし他人と比較するのはやめましょう。

元々の体格やこれまでの運動歴などは、人によって様々です。

誰かにとっては簡単でも、自分にとっては難しいことがあります。

それなのに比較をしてしまうと、劣等感を抱いたり自信をなくして、ボクシングが嫌になってしまうこともあるかもしれません。

試合に出場するのでなければ、ボクシングは常に自分との闘いであり、他人と比較するものではありません。

やるなら『1週間前の自分』や『1日前の自分』など、過去の自分と比較するようにしましょう。

ボクシングを楽しもう!

ボクシングを始めようか悩む人に知っておいてほしい4つのこと

ボクシングに良くないイメージを持っている人は少なくありませんが、その多くは思い込みや偏見だったりします。

ここまで説明してきたように、怖いことや不安に思うことは何もありません。

色々お話してきましたが、最も重要なのはボクシングを楽しんでやれることです。

まずはボクシングジムを見学・体験してみて、ボクシングがどんなものかを間近で見てみてください。

パンチを思いきり打つのはとても気持ちよく、ストレス解消になって鬱屈な気持ちも発散できます。

あなたがボクシングを通して、なりたい自分になれることを祈っています。

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