2020年の新型コロナウィルスによる緊急事態宣言や外出自粛要請がキッカケとなり、自宅でトレーニングする人が一気に増えました。
それに伴って、ビデオ通話を利用したオンラインパーソナルトレーニングは広く浸透し、2025年現在でも提供している企業は数多く存在します。
オンラインパーソナルトレーニングに興味を持ち、受けようか迷っている人が気になっているのは、主に以下の点だと思います。
・オンラインパーソナルトレーニングは受ける意味があるのか
・対面でのパーソナルトレーニングとどちらがいいのか
・受けた人の感想を聞いてみたい
本記事では、元インストラクターでありオンラインパーソナルトレーニングを受けたこともある筆者が、これらの疑問にお答えしていきます。
身体を引き締めたい運動初心者向け

結論から言うと、オンラインパーソナルトレーニングは、以下のような人が受けると効果が期待できます。
・運動初心者
・運動不足解消
・メリハリのあるボディラインがほしい
基本的に自宅でトレーニングを受けることになるため、メニューは自分の体重を使った『自重トレーニング』がメインになります。
そのため負荷を一定以上かけることが難しいので、運動経験があって既にある程度の筋力がついている人は、オンラインパーソナルトレーニングはあまり向いていません。
また、負荷があまりかけられないため、筋肉を太くして身体を大きくすることも難しいです。
しかし運動初心者であれば、自重トレーニングでも十分な負荷となるので、受ける意味はあります。
しっかり継続すれば、徐々に身体はスリムになりますし、運動不足も解消されます。
以上のことから、オンラインパーソナルトレーニングは身体を引き締めたい運動初心者向けと言えるでしょう。
オンラインパーソナルトレーニングのメリット

オンラインパーソナルトレーニングには、以下の3つのメリットがあります。
自宅など場所を問わずレッスンを受けられる
オンラインという性質上、自宅でもそれ以外の場所でも、トレーニングを受けることができます。
対面でのパーソナルトレーニングのようにジムに出向く必要がないので、移動時間はかかりません。
天候が悪くても公共交通機関が運休していても、関係なくトレーニングできるのはオンラインならではのメリットでしょう。
また、仕事や家庭の都合で外出できなくても受けられるので、スケジュールも柔軟に組みやすいです。
対面より料金相場が安い
対面パーソナルトレーニングは、基本的に200,000〜300,000円程度の費用がかかります。
決して安いとは言えない金額のため、気軽に受けられるものではありません。
対してオンラインパーソナルトレーニングは、20,000〜50,000円程度と、対面式と比較するとかなり割安です。
※コースやプランによります。
もちろんこれでもなかなかの金額ですが、対面式よりもハードルは低くなっています。
専門知識を持つパーソナルトレーナーがマンツーマンで指導してくれることに変わりはないので、とりあえずパーソナルトレーニングを受けてみたいという人も受けやすいです。
自宅トレのメニューを考案してもらえる
自宅でトレーニングを行うだけであれば、YouTubeにあるトレーニング動画を見れば事足ります。
しかしその中から今の自分に合ったものを探して、メニューを組むのは非常に難しい作業です。
オンラインパーソナルトレーニングは、トレーナーが顧客ごとに最適なメニューを考案して、それをもとにトレーニングを進めていきます。
トレーナーのマンツーマン指導が終わった後も、そのメニューを参考にトレーニングを継続していけるので、何をするか迷わずに済むでしょう。
オンラインパーソナルトレーニングのデメリット

オンラインパーソナルトレーニングのデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
フォーム等の指導を十分に受けられない
オンラインという性質上、どうしてもトレーニング時のフォームをトレーナーが細かく見ることができません。
また、トレーニングの補助ができないため、追い込みが不十分になることもあります。
対面式と比較すると、トレーニング指導のクオリティは落ちる可能性があるでしょう。
モチベーション管理が難しい
トレーニングにおいて最も難しいのが継続することです。
継続できるかどうかを左右する要素はいくつかありますが、大きく関わるのがモチベーションです。
最初はやる気に満ちていても、だんだんとそれが落ちていって、挫折してしまうことは珍しくありません。
トレーナーとのコミュニケーションが取りづらいことがあったり、費用が安いため万が一やめてもそこまでダメージがないと考えてしまいがちなので、モチベーションの管理は対面式より難しい傾向にあります。
トレーニング可能な環境を整える必要がある
オンラインパーソナルトレーニングを受けるためには、それなりの環境を整えなければなりません。
トレーニングを存分に行えるだけのスペースの確保はもちろん、近隣の迷惑にならないように音への配慮、通信環境の設定も必要です。
特に通信環境が良くないと、せっかくリアルタイムで指導が受けられるのに、コミュニケーションが上手く取れず意味がなくなってしまいます。
また、スマホやタブレットでは画面が小さいため、パソコンを用意しないと指導が受けづらいです。
もしこれらが十分でないと、オンラインパーソナルトレーニングを受けるのは難しいでしょう。
無料体験トレーニングを受けてみよう

オンラインパーソナルトレーニングは、対面式より便利な点が多い反面、オンラインならではの不便もあります。
どのような用途かによって受ける意味があるか異なるので、パーソナルトレーニングでどうなりたいかが肝心でしょう。
また、どれだけ十分にトレーニングするための環境整えたと思っていても、いざやってみると足りないものが出てきたりします。
1度は無料体験トレーニングを受けてみて、オンラインパーソナルトレーニングの良い点と悪い点を体感してみることをおすすめします。
オンラインである分、入会も断りやすいので気軽に受けてみてください。
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