キックボクシングの対人練習では、マウスピースとレガースを必ず着用します。
しかし、膝当て(ニーガード・ニーパッド)については、着用しない人が少なくありません。
膝当てはジムで貸し出していなかったり、重要視されていないことがあるためです。
ただ筆者の経験上、膝当ては絶対に必要であり、用意しておくべきものと言えます。
本記事ではその理由と、おすすめの膝当てについて解説します。
膝当てが必要な理由

膝当ては以下の2点を目的として着用します。
・自分と相手の怪我を防止するため
・練習で膝による攻撃を可能にするため
ただ最も重要なのは怪我の防止です。
キックを打った際に、意図せず自分の膝と相手の膝がぶつかってしまうことはよくあります。
膝は元々硬い部位で、膝同士がぶつかると簡単に痛めてしまいます。
関節部分なので1度痛めてしまうとなかなか治りにくく、練習はおろか日常生活に支障が出ることも珍しくありません。
また、相手のキックをガードした際に、膝に当たってしまうこともあります。
レガース越しでも膝で受けてしまうとダメージを負うので、怪我に繋がりやすいです。
マススパーリングはお互い全力で打ち合わない練習ですが、それでも膝の怪我は起こりやすいです。
筆者は何度も膝を怪我をしましたし、練習仲間も同様でした。
キックボクシングは数ある格闘技の中でもキックをメインに使うので、膝当ては絶対に必要です。
キックボクシングの膝当て選びで重要な要素

キックボクシングで使う膝当てに重要なのは、パッドの厚さです。
総合格闘技ではタックルや寝技があるので、可動域が広くズレにくいものが求められます。
しかしキックボクシングにはそれがないので、パッドの厚さを重視してキックによる怪我の防止を最優先に考えましょう。
サイズについてはフリーサイズであれば基本的に問題ありません。
もしズレるのが心配であれば、テーピングでとめれば大丈夫です。
キックボクシングにおすすめの膝当て

筆者はこれまでにいくつかの膝当てを使ってきましたが、最も良かったのは以下の商品です。
パッドが厚めの設計で、相手のキックや膝同士が当たっても問題ありませんでした。
足先からはめるので着脱は簡単で、ベロクロテープ式ではないので粘着力が弱まることもありません。
ただあまり乱暴に着脱するとゴム部分が緩みやすくなるので、そこだけ注意が必要です。
膝当ての価格は大体3,000円程度が相場なので、十分許容範囲と言えるでしょう。
膝当てはこまめに手入れしよう!

膝当ては直接膝にあてるので、汗をとても吸収します。
使用後に放置するとすぐに汗臭くなってしまい劣化しやすくなるので、こまめな手入れが欠かせません。
殺菌・消毒ができるスプレーなどを吹きかけて、清潔な紙やタオルでしっかり拭き取りましょう。
膝当ては使い込むと自分の膝にいい感じに馴染んできます。
面倒くさがらずに手入れしておけば、そのぶん長持ちします。
自分と相手を怪我から守るためにも、しっかり使って手入れをしていきましょう。
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