キックボクシングやムエタイの練習や試合で、アンクルサポーターを利用している選手は少なくありません。
アンクルサポーターとは足首から甲のあたりまでを覆い保護する、布素材のスポーツ用品です。
格闘技ジムの会員の中でも、利用している人をよく見かけます。
しかし目にしたことはあっても、何のために利用するのか、どういった効果があるのか意外と知らないのではないでしょうか。
本記事では、アンクルサポーターの効果や必要性について、詳しく解説します。
必須ではないが利用するメリットは多い

結論から言うと、アンクルサポーターは必須ではありません。
利用するかしないかは自分次第ですが、メリットは多くあるので、1度は試してみると良いアイテムです。
練習はもちろん、試合でも着用が認められていることがほとんどで、実用性もあります。
2,000~3,000円程度と安価なので、費用の負担も少ないです。
初心者~上級者まで、本人のレベルに関係なく利用できるのも良いところです。
アンクルサポーターの効果

アンクルサポーターを利用することによる効果は、主に以下の3点です。
足首・足の甲の怪我を防止する
アンクルサポーターは、適度な締め付け感があります。
これにより足首をある程度固定してくれるので、捻るなどの怪我を防止してくれます。
また、すねの下から足の甲まで覆うので、キックをしたことによる裂傷などのケガ防止にも役立ちます。
布の中にパッドが入っているタイプもあり、それを利用するとケガ防止の機能が高まります。
キックボクサーにとって足のケガは致命的で、まともな練習ができなくなってしまうので、それを回避するためにも有用といえます。
キックの衝撃を和らげる
キックをサンドバッグやミットに打った際の衝撃は大きく、足への負荷はかなりのものです。
キックボクサーにとってキックはメインの攻撃になるので、負荷のかけすぎによって痛めてしまうこともしばしばあります。
アンクルサポーターを利用することで、衝撃をある程度和らげてくれるので、負荷の軽減に役立ちます。
キックのしすぎで痛めてしまうと、治るまでにそれなりの時間がかかるので、多少なりとも防げるのであればそれに越したことはありません。
レッグガード等への汗の付着防止
マススパーなど対人練習を行う際は、足にレッグガードやニーガードをつけます。
この時に汗が付着しますが、アンクルサポーターがあると付着をある程度防ぐことができます。
レッグガードやニーガードは使っていくうちに劣化しますが、汗による劣化を多少は防げますし、自分の足の衛生も保ちやすくなります。
アンクルサポーターの寿命はどれくらい?

アンクルサポーターは洗濯すれば、繰り返し利用が可能です。
フリーサイズのものが多く伸縮性も良いです。
ただし消耗品なので、使っていると徐々に劣化するのは仕方ありません。
使用頻度によってどれくらいもつかは変わりますが、買い替えの目安としては、足首の部分がよれてきた時です。
締め付け感もなくなり十分に機能しなくなってくるので、そうなったら素直に買い替えましょう。
丁寧に着脱していれば、多少は長持ちさせられます。
キックボクサーなら利用して損はない

アンクルサポーターは、利用するメリットこそあれど、デメリットはありません。
価格は安価で、利用するための手間や準備もないので、使って損はないでしょう。
初心者の頃は特に怪我をする可能性が高いので、アンクルサポーターの利用をおすすめしたいです。
単にオシャレなアイテムというわけではなく、十分役立つものなのでどんどん利用していきましょう。

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