【体験談】工場派遣は大変?やってみて分かった実態とは

仕事

私はこれまでにいくつかの工場で派遣社員として勤務した経験があります。

転職活動期間中やフリーター時代など、生活費を稼ぐためにお世話になりました。

工場派遣と聞くと、大抵の人が以下のようなイメージを持っていませんでしょうか。

・誰でもできる
・年配の男性が多い
・陰鬱としていて怖い雰囲気
・ブラック体質な会社が多い

そこで本記事では、私の経験をもとに工場派遣の実態を解説していきます。

工場派遣の業務内容

ひとくちに工場派遣と言っても、担当する業務は多岐に渡ります。

例えば私が勤務したとある工場では、ある商品をひたすらラインに流して、それを箱に詰めていく・・・という作業をしていました。

私は商品をラインに流す作業を担当していたのですが、常に一定のリズムで流していかなければならず、これを狂わせると箱に詰める人の作業に支障をきたしてしまいます。

1日8時間、ずっと一定のリズムでラインに流していくのは、見た目以上に大変です。

やること自体は単調でも、忍耐力や真面目さがないと、絶対に続けられない仕事だと思います。

事実、私と同じ日に勤務を開始した7人のうち、3人が次の日には姿を消していました。

そのうちの1人だった当時40代のおじさんは、初日の勤務後に「こんなのずっとやってられないよ!」と怒りながら派遣担当に電話していました。

特別な知識や経験は一切必要ない工場派遣の仕事ですが、人によって向き・不向きがはっきり出ます。

工場派遣で働く人達の性別や年齢は?

これは工場にもよると思いますが、実は男女比はそこまで偏っていません。

業務内容によって力が求められるものと、細かさが求められるものがあり、それぞれを男女でうまく分担していることがほとんどです。

年齢も20~50代くらいと幅広く、年配者ばかりというわけでもありません。

大抵の場合、現場全体を取り仕切る社員が1~2人いて、さらにベテランと思われる40~50代くらいのおばさん数人が作業を管理しています。

社員の人達は基本的に口を出してきませんが、ベテランおばさん達はミスに厳しく、誰かがやらかす度にめちゃくちゃ怒られます。

今の時代にそれはマズいのでは・・・?と思えるくらいのパワハラ発言も珍しくないです。

特に新人さんは慣れておらずどうしてもミスが多くなりがちで、1度目を付けられるとかなりつらいです。

それもあってすぐに辞めてしまい、定着率が良くないという問題に繋がっているのではないかと思います。

工場派遣の雰囲気

工場は室内での作業が多く、場所によっては日中でも日の光があまり入りません。

それもあってか全体的に薄暗いことも多く、正直陰鬱とした感じはあります。

また、働く人達も社員以外はほとんど派遣で、様々な事情を抱えて働いています。

休憩時間に談笑することはあまりなく、1人で過ごす人がほとんどです。

そのため人間関係は希薄で、みんなと仲良くするというのは難しいでしょう。

工場派遣はおすすめできる?

工場派遣の仕事は、単調な作業をひたすら繰り返し、それを苦に思わない人にはとても向いています。

創意工夫はほぼ必要なく、クリエイティブな要素はありません。

逆に頭で色々考えてしまう人には、あまり向いていないでしょう。

基本的に単発の1日のみ、もしくは1ヶ月間など短期での募集が多いのが、工場派遣の仕事です。

まずは1日だけ働いてみて、自分にどの程度合うのか試してみるのもいいと思います。

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